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2011.10.25

不活化ポリオワクチン

 厚生労働省からの通達では、不活化ポリオワクチンの導入は早くても来年度末になるそうです。当初は来年度早々との報道もありましたが、随分先になりそうです。

 ポリオ患者の発生は1980年以降日本では確認されていませんが、中国などアジア諸国でポリオの流行が見られ、日本にポリオウイルスが持ち込まれる可能性があります。ポリオの抗体を有していない人の割合が増えると再び日本でのポリオの流行も絶対にないとはいえません。

 現在公費で接種できる生ポリオワクチン(弱毒化したポリオウイルス)を接種すれば日本でのポリオの野生株の流行は防ぐ事ができるのですが、ワクチンの副作用による麻痺性ポリオの発症(100万人あたり約1.4人)や弱毒化であるとはいえ生きたポリオウイルスを接種する事によりポリオ撲滅の妨げになるといった問題もあります。

そのような事を背景にここ数年で不活化ポリオワクチンの導入の動きが出てきました。

それなら、麻痺性ポリオの心配のない不活化ポリオワクチンを自費で思われる方もおられることでしょう。しかし、現状では不活化ポリオワクチンは日本では認可されていないため、副作用が出た場合の救済制度がありません。生ワクチンは、長期にわたる効果や副作用が明らかになっています。一方、不活化ポリオワクチンは効果では生ワクチンに劣りますし、副作用も少ないだろうと予測できますが不明な点もあります。                    

 ではどうすればと悩まれる方もおられるでしょう。 

 厚生労働省から、不活化ワクチンの承認を待つのではなく生ワクチンを従来どおり接種するようとの勧告が出されています。副作用などご心配される方もおられるでしょうが、従来通り接種を受けられる方が良いのかもしれません。

天然痘のように完全に撲滅されるまでは、感染の可能性はありますし・・・。 いずれにせよ100%良いという選択肢のはないのですが・・・。

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